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2025年グッドデザイン賞 受賞のお知らせ

2025.10.15

杜ハウスが手掛けた住宅「地産地消でつくる港町の家」が、2025年度 グッドデザイン賞を受賞しました。

本住宅は、宮城県沿岸部・塩釜市に建築した若いご夫婦の住まいです。施主自らが森を訪れ、木を伐る「伐採式」を通じて、地域資源の循環を体感できる仕組みが高く評価されました。主要構造材には宮城県産「南三陸杉」を使用し、薪ストーブまわりには仙台市・秋保地域で採れる「秋保石」を取り入れるなど、地域の素材を活かした持続可能な家づくりを実現しています。

■ 受賞住宅の紹介

地元の花火大会を一望できる立地を活かし「暮らしの中で季節が楽しめる住まい」を計画しました。
家全体が繋がるワンルームのようなプランに、自然光を取り入れるパッシブデザインを採用することで、大きな窓から陽光が差し込む明るく開放的な住まいになりました。

住宅の主要構造材には地域材「南三陸杉」をふんだんに使用しました。
また、施主自らが伐採した木材をあらわし梁・柱に取り入れ、実際に見て触れる設計としています。

さらに、施主自らが山へ赴き、地域材を伐採する体験の場を提供しました。この体験を通じて、これから暮らす地域とのつながりを身近に感じられ、地域経済性の高い家づくりをご提案いたしました。

(左:伐採式の様子 右:木材加工所 見学の様子)

冬の快適性にも配慮し、東北の寒さに耐える薪ストーブを採用。薪ストーブのデザインには、地元で採れる「秋保石」を取り入れ、地域素材を暮らしに活かしています。

■ 審査員の講評

主要な構造材は全て地域材「南三陸杉」を利用するという地域貢献につながる活動を評価した。
建て主は南三陸町の山を訪れ、「伐採式」を行うことができる。このような試みは大変重要である。
住んでいる地域はどのような生業があるのかを学ぶことができ、林業という森林を管理・維持し、樹木を植え、育て、伐採して木材を乾燥させ、住宅の柱や梁として利用する。そのような日本の森を活用した持続可能な生産の重要性を伝えていく活動は今後も継続した展開が期待される。

■ 最後に

今回の受賞を励みに、これからも地域に根差した家づくりを進めてまいります。受賞住宅の詳しい情報は下記ページをご覧ください。

◦ グッドデザイン賞 受賞作品ページ
 https://www.g-mark.org/gallery/winners/28661

◦ 受賞物件 施工事例
 「薪ストーブのある花火が見える港町の家」
 https://morihouse.jp/archives/works/2542

■ 杜ハウス最新イベント情報

杜ハウスでは、見学会や各種イベントを随時開催しています。最新情報は、Instagramでもご案内していますので、ぜひご覧ください。

◦ 最新イベント情報 → こちらから
◦ Instagram    → @morihouse.jp

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